ShareTabsは便利だけど危ないと思います。

修正されました。
百式さんが、複数URLをまとめて短縮してくれるサービスを紹介しています。http://www.100shiki.com/archives/2008/12/urlsharetabs.html

ShareTabsっていう、とても便利なサービスです。http://www.sharetabs.com/

TinyURLのすごい版、という感じでしょうか。サンプルもあります。タブで表示されるの、便利ですね。

僕も作ってみました。こんにちはこんにちは!!
http://www.sharetabs.com/j2h
Javascriptも使えて便利ですね。

というわけで、僕は使いたくないです。

追記

サービス自体エラーになってる、様子見

Hamachiya2先生ごめんなさい

id:Hamachiya2先生ごめんなさい。
先ほどの記事、ShareTabsは便利だけど危ないと思います。において、先生お得意の「こんにちはこんにちは!!」をパクってしまいました。ごめんなさい。

先の記事中の実証URLを踏みますと、「こんにちはこんにちは!!」とアラートを出したうえ、先生のサイト、hamachiya.comへのリンクが含まれたページが表示されます。
僕は「脆弱性見つけた」「なんかアラート出せちゃった」などと舞い上がってしまい、後先考えずに公開してしまいました。

もうひとつごめんなさいがあります

技術力もないのに、先生の劣化コピーをして、美学に至ってはコピーすらしなくてごめんなさい。

僕は先生の記事、http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20070831/Port801を見て、面白そうだな、と思ったんです。そしてhttp://www.sharetabs.com/で試してみたら、これがうまくいっちゃった。

僕はJavascript、さっぱりわからないんです。どれくらい危険なのか、よくわかりません。自己増殖させる方法、学ぼうともしてませんでした。ただコピペして「こんにちはこんにちは!!」と表示させただけなんです。「俺が見つけたんだぜ」という自慢はできましたが、それだけでした。

はまちちゃん先生のネタは、ちょっぴり強烈です。でも愛されています。相手の能力を見極めた上でネタに昇華させているから、ですよね。自己増殖して大変なことになるけれど、相手は脆弱性を修正するので、みんなのためになる。だから一時的に「被害」が発生しても、ネタとして昇華しちゃえるんだと思います。先生はそこまで考えていらっしゃる。先生の美学、やっぱりすごい。僕は先生の美学を学べていませんでした。

コピペで満足。スクリプトキディ、僕のためにある言葉ですね。

コピペして単にアラートを表示させるだけ。増殖もしない。相手の能力も考えず、それを公開した。凶悪でもなければ、誰の役にも立たないシロモノで、ネタとして成立してません。

僕ははまちや2先生の一部分だけを見ていました。ごめんなさい。

脆弱性を探すのは面白いです。自分のために探す、っていうのはこれからも続けて行きたいと思います。でも、ネタを公開するのはもうちょっとお勉強してからにしたいと思います。

朝日新聞社は貧乳フェチ

僕は巨乳について調べていました

先日、巨乳について調べていました。そのとき、巨乳についても掲載している素晴らしい百科事典、Wikipediaを読みました。読み進めていきましたら、次のような記述がありました。

巨乳 - Wikipediaより引用:


理由は公開されていないが、週刊誌の広告見出しに「巨乳」が使われている場合、読売新聞ではこの言葉を削除して掲載している。また朝日新聞の場合「豊乳」と置き換えている。

僕は朝日新聞の行う言い換えに興味を持ちました。何故「巨乳」を「豊乳」と言い換える必要があるのでしょうか。いろいろと考えてみましたが、貧乳に対する愛がそうさせたのだ、と結論付けました。

「巨乳」・「豊乳」の対義語

彼らは腐ってもマスコミです。「正しく言葉を使いたい」という気持ちは持っているでしょう。正しい言葉遣いという観点では、「巨乳」の対義語は「微乳」であり、「貧乳」ではありません。漢字の意味からいって、そうなってしまうのです。

漢字は一文字だけでも意味を持ちます。そして、反対の意味同士の漢字でペアを作ることが出来ます。単語でいうところの対義語の関係です。例をあげると、「大」と「小」の関係や、「善」と「悪」の関係です。

この関係でいくと、「巨」は「微」、「貧」は「豊」と対応付けられます。この関係は、おっぱいを意味するところの「乳」を加えても変わりません。ですから、「巨乳」の反対は「微乳」ですし、「微乳」の反対は「巨乳」です。「貧乳」と「豊乳」の場合も同様です。しかし、「巨乳」と「貧乳」の間には直接の関係はありません。
正しい言葉づかいを考えると、「巨乳」と「貧乳」はペアにならないのです。

殺してでも「微乳」など認めない

朝日新聞社では「巨乳」という表現を「豊乳」と言い換えます。
言葉を言い換える、というのは、言霊を殺すことです。言霊――そう、言葉には魂が込められているのです。朝日新聞社は、「巨乳」の言霊を殺すのです。

巨乳という表現を許してしまうと、微乳という表現を許さざるを得ません。正しい言葉づかいを守らなくてはなりません。しかし、朝日新聞社としては、小さなおっぱいを「貧乳」として愛でたいのです。口が裂けても「微乳」など言いたくないのです。譲れない想いがあるのです。
微乳」の存在など許さん、でかいだけのパイオツの言霊なんてどうでもいい、「巨乳」の言霊なんて死んでしまえ!・・・「巨乳」に込められた言霊は、殺されてしまいました。「巨乳」の言霊を殺してでも、「微乳」を認めたくないのです。

小さなおっぱいへのこだわり

「貧乳」と「微乳」。どちらも小さなおっぱいを意味する言葉です。どうして「貧乳」はよくて「微乳」はダメなのでしょうか。これは小さいおっぱいへの強い関心があるからと考えられます。
人というものは、関心が薄ければ区別がテキトーになります。例をあげましょう。
家の母親は、テレビゲームのことを「ファミコン」といいます。ファミコンだろうがWiiだろうがPS3だろうがドリキャスだろうが全て「ファミコン」です。彼女は「なんかピコピコやるやつ」ぐらいにしか思っていません。
任天堂信者が聞いたら、PS3と一緒にしてくれるな、と激昂しそうな話ですが、彼女にとってはどうでもいいことなのです。彼女には関心が薄いことだからです。
同じようなものを細かく区別する、ということは、関心がなければしないことなのです。朝日新聞社は小さなおっぱいに関心があるから、「貧乳」と「微乳」を区別するのです。

貧乳こそ至高である

朝日新聞社は、小さなおっぱいに並々ならぬ関心を持っています。そして、小さなおっぱいをさらに細かく分類します。小さなおっぱいの中でも、貧乳を愛しています。「貧乳」と「微乳」は大きく違うものだと認識しています。貧乳こそ至高であり、微乳なんてカスだ、という主張を持っています。微乳の存在など消してしまいたいほどです。
一方で大きなおっぱいへの関心は薄いものです。巨乳と豊乳の区別なんてしません。大雑把に、でかいパイオツだな、という認識です。巨乳を豊乳と言い換えたところで、なにか問題あるの?と思っています。
このような背景から「巨乳」を「豊乳」と言い変えたわけです。

朝日新聞社は貧乳フェチですが、僕はおっぱいが好きです

朝日新聞社は、貧乳を大変愛しています。しかし、ほかのおっぱい達には関心がありません。マザーテレサ先生の言葉を借りますと、「愛の反対は無関心」です。朝日新聞社は貧乳以外を愛していないのです。これは大変もったいないことです。
貧乳も巨乳も微乳も豊乳も爆乳も超乳も美乳も垂れ乳もロケット乳もお椀乳も、とても全ては書ききれませんが、どれも素晴らしいものです。みんな愛すべきおっぱいです。
みんなちがって、みんないい。金子みすヾ先生も言っています。おっぱいに優劣なんて付けようがないんです。僕は全てのおっぱいを愛していきたいと思います。

総務省テレビ受信者支援センターが愛称を募集中です

「総務省テレビ受信者支援センター」の愛称募集
DPAこと社団法人デジタル放送推進協会さんがなにやら募集してます。「総務省テレビ受信者支援センター(PDF)」ってのを作ったから愛称つけてね、とのことです。総務省報道資料によると、10/1から設置しはじめたモノのようで、最終的には各都道府県に一か所は設置されるこのセンター、「テレビ受信者の皆様のデジタル化対応に関する相談対応や支援等を行うための拠点」だそうです。
地デジの普及率を上げるためにいろいろ頑張ってるんですね。

普及のために頑張ってきたこと

ご存知の方も多いかと思いますが、これまでも地デジ普及のため、コールセンターが設置されていました。「総務省地上デジタルテレビジョン放送受信相談センター」です。長い名前ですが、要はコールセンターです。このセンターは、地デジについて疑問があったり、困ったことがあったら電話してきなよ、通話料さえお前らが負担してくれればタダで聞いてやるよ、という大変ありがたいセンターです。

コールセンターって受身だよね

コールセンターというのは、「話があるなら聞いてあげるわよセンター」です。受身なところがかわいいですね。受身なコールセンターですから、地デジについての疑問がある人にしか利用してもらえません。
「地デジは自分に必要なんだけど、自分の知識は完璧ではないと感じている人」に対するアピールしかできてません。そんなんで地デジ普及が加速するでしょうか。そういう「コールセンターに電話したい」って人はごく一部じゃないんでしょうか。

こいつらも取り込みましょう

テレビ大好きにもかかわらず、「共聴設備だから、俺は何にもできねぇよ」とか「地デジ?なにそれ美味しいの?」とか「地デジとか難しいから後で考えます><」とか「自分の知識は完璧だよ(でも間違ってる)」とかいうアナログ放送視聴民がたくさんいるはずです。彼らはテレビ好きなんです、あとちょっとで地デジ構成員になってくれるはずです!「総務省テレビ受信者支援センター」には、コールセンターではうまくアプローチできなかったこういう人たちへの地デジ普及アピールを頑張って欲しいですね。

総務省テレビ受信者支援センターの活動

レイアウトが崩れないって最高ですね、でお馴染みのPDFで作られた資料によれば、総務省テレビ受信者支援センターは、大きく分けて「共聴施設デジタル化の促進」「説明会・巡回相談の実施」「受信状況の調査」「受信相談への対応」の4つの活動をするようです。

共聴施設デジタル化の促進

1つ目の「共聴施設デジタル化の促進」は、設備の管理者や加入者に対して改修を促したり、サポートしたりといった活動のようです。自前でアンテナ上げてない人って結構いますもんね。辺境の地とか、ビルの陰とか、マンションとか、そういうところの人たちは共同の受信設備を使っています。
「共聴設備だから、俺は何にもできねぇよ」とか言ってた人には朗報ですね。個人で管理者をつつくのはアレですし、管理者が自発的にレッツ!地デジしてくれるとも限りませんよね。ですからアチラ側から「改修する必要がありますよ、改修しましょうよ、何でも協力しますから」とアタックしてくれるのは大変助かります。
共聴設備を更新してしまえば、設備利用者はみんな地デジを利用せざるを得ませんから、地デジの普及が加速しますね。受身の姿勢から攻めの姿勢へ。コールセンターではできなかった、攻めの姿勢は効果絶大です。

説明会・巡回相談の実施

2つ目の「説明会・巡回相談の実施」は、町内会や老人クラブの集会に説明員を派遣したり、高齢者や障害者への戸別訪問したりといった活動のようです。自分たちから向かっていくことが大事ですよね。
しかし、この説明員は、コールセンターに申し込みしなくては外に出てきません。コールセンターの存在知ってる人しか呼ばねぇじゃん、本気なの?さっきの攻めの姿勢を思い出せよ!熱くなれよ!などと思いましたが、オバハンという生物の存在が頭の中をよぎり、よくよく考え直してみましたら、素晴らしく練り上げられた攻めの姿勢ではないかと思い直しました。やはり地デジ普及にかける意気込みは本気でした。
町内会というのは、要するにご近所さんの集まりであり、その中にはオバサンの一種であるオバハンもいます。オバハンという生き物は、交友範囲が広いものです。ですから、「集会開けば地デジ説明員をタダで呼びつけることができる」という情報を聞きつけるのにそう時間はかかりません。オバハンはタダという言葉が大好きです。オバハンが地デジに詳しかろうと詳しくなかろうと、とりあえず集会をセッティングすることは間違いありません。
集会、というからには、オバハン一人では格好がつきません。集会の体裁を整えるため、地域住民はバシバシ招集されます。かわいそうですね。
しかし、オバハンが集会をセッティングしてくれたおかげで、「総務省テレビ受信者支援センター」は「『地デジ?なにそれ美味しいの?』とか『地デジとか難しいから後で考えます><』とか『自分の知識は完璧だよ(でも間違ってる)』」という人たちに正しい地デジ像をアピールできます。彼らはいずれも自分からはコールセンターに電話しなかったような人たちです。オバハンはコールセンターにできないことをやってのけました。すごいですね。
呼ばれたら集会のために派遣、というのは単体では受身な姿勢に見えました。しかしそこにオバハンが組み込まれることによって強力な攻めの姿勢となるのです。しかも「召集しやがって」という複雑な感情はオバハンに向かうだけで、総務省テレビ受信者支援センターは痛くも痒くもありません。これは大変素晴らしい攻めのシステムです。

受信状況の調査・受信相談への対応

3つ目、4つ目の「受信状況の調査」「受信相談への対応」は、コールセンターで対応できない「現場に行かないとわからないこと」に対応するモノらしいです。電話だけじゃなかなか難しいこともありますもんね。おいおい、今までは現場確認しなきゃいけないときどうしてたんだよ、「ちゃんと説明してくれたら答えますけどぉー、お外は寒いから出たくないですぅー」とか暖かいコールセンターの中から言ってたのかなぁなどと考えるとなかなか愉快ですが、それは水に流しましょう。これからをどう生きるか、が大切です。コールセンターを元々利用してた層にさらに手厚くサポートするということは、大切です。今まではコールセンターから出ようともしなかったわけですから、現場に出てくるというのは攻めの姿勢です。

攻めの姿勢を手に入れました

総務省地上デジタルテレビジョン放送受信相談センター(地デジコールセンター)による受身の姿勢に、総務省テレビ受信者支援センター(愛称募集中)による攻めの姿勢が加わりました。これで地デジ普及が加速しなかったらおかしな話です。

素敵な愛称をつけましょう

というわけで、社団法人デジタル放送推進協会(http://www.dpa.or.jp/)では「総務省テレビ受信者支援センター」の愛称を募集しています。http://naming2008.bmlab.org/から素敵な愛称を送りましょう。住所やら電話番号要求するのに応募フォームはhttps未対応なのね、とか、bmlab.orgってなんだよ、信用していいんだろうな?とか、郵便のあて先は私書箱で「テレビ受信者支援センター愛称募集」係宛、って上位組織名を名乗れない事情があるの?とかいろいろ思うところはありますが、そんなのは気にするべきではありません。
締め切りは12/22(郵便の場合当日消印有効)です。最優秀者は来年1/23の表彰式に招待してもらえますし、デジタルテレビ(液晶、20型)が贈られます。招待のためには、表彰式の1/23以前には選考を終えなくてはいけませんし、かといって郵送分の到着待ちのためにすぐには選考開始できませんし、その上年末年始をはさみますし、とても大変だと思います。地デジ普及にかける意気込みはかなり本気と見ました。俺は地上波見ないし地デジがどうなろうといいんですが、素敵な愛称になることをお祈りいたします。

追記

そもそも共有されてないんだから、サクっと消したい

前回の日記で、

yukichi99 『大抵のウェブのシステムはそうじゃないですか? この手のものは共有されてこそ意味があるし、退会で全自動で削除されたら幾分困るケースもあると思うのですけど。例えば、mixiは退会しても個人のデータは消えるけど、コミュニティの書き込みは消えません。ウィキペディアは、そもそも退会という概念がありません。もちろん、後から連絡する手段はあるといいけど、同一性確認にすごい手間取るので、結構面倒な手続きをとる必要があると思います。「自分を他人を分かち合う」という概念があまりうまく理解されていない気がします』

というコメントが。共有しているものが消されては困る、というのは全くその通りだと思います。共有しているものが消されるようなことがあるなら、大騒ぎするべきだとも思います。しかし、自分が共有してないものが消されるのはどうしようもないと思います。

今回の例であるGoogleマップやカレンダーはいったい誰に共有されていたというのか。一部例外を除いて、一瞬たりとも共有された時はないと判断しています。したがって分かち合いは発生していない、自由に消させろ、と思います。
なぜ共有されていない、分かち合いは発生していないと判断したか。責任を共有しなければ、内容についての共有などありえないと思うからです。一部例外を除いて、マップやカレンダーの編集者はアカウント所持者ただ一人です。内容について、アカウント所持者ひとりが責任を負うことになります。こういうわけで、ほとんどのマップは共有されていないんだ、と判断しました。
だから、アカウント所有者が消したいならスパッと消させてやろうよ、と。素晴らしく有用であり、非常に多くの閲覧者に支持されているマップであったとしてもです。そんなの関係なく、アカウント所有者が独断で消せるべきです。

マップ閲覧者はただ眺めていただけ、傍観者だ、と俺は思います。マップの公開にはリスクを伴います。個人情報ダダ漏らし、なんてやったら訴訟もんです。しかし閲覧者なんのリスクも負いません。見ちゃっただけです。閲覧しただけならどうということはありません。マップを賞賛し、紹介する内容を自分のブログに書くかもしれません。しかし、紹介しても、せいぜいソイツの評判が落ちるくらいです。マップの内容について責任は負いません。裁判大変だねーと、それも傍観してればいいだけなのです。そんな無責任な傍観者に「共に所有しているマップが〜」などと言われたら、笑うしかないと思うのです。

傍観者から一歩進んで、「この部分は間違っている」とフィードバックする人がいるとします。だけどそれは編集者へのプレゼントにすぎないと思うんです。公開してくれてありがとう、これほんの気持ちです、というプレゼントです。喜んでくれたらいいな、使ってくれたらいいな、と期待するぐらいはいいと思います。フィードバックが反映されることを期待して眺めてりゃいいと思います。だけど、フィードバックが反映されたからといって「共に所有しています」ってのは行きすぎだと思います。そのフィードバックを反映させるかどうかを決めたのはマップ編集者です。で、責任はマップ編集者が持つんです。フィードバックを送った人じゃない。だからフィードバックの反映されたマップは編集者が好き勝手できるべきです。これに耐えられないなら、フィードバックなんて送らなきゃいいんじゃないかと思います。

じゃあどうしたら共有できるんだよ、って話になりますよね。
共有したいなら、責任も共有しちゃえばいいだけの話です。共同で編集するのが手っ取り早いと思います。共同編集していると、意見が食い違うこともあるかもしれません。編集内容も共有されますが、責任も共有されますのでここは本気で話し合うべきでしょう。もう相手が勝手に決めることはありませんし、できません。二人で決めることです。傷ついてしまうこともあるでしょうし、逆に傷つけてしまうこともあるでしょう。だけどそういうことを通して愛って深まっていくんじゃないでしょうか。そんなこんなで出来ていくマップ、素敵ですね。二人の共有マップです。公開するにあたっての責任も共有。周囲からの賛辞も共有です。酸いも甘いも、全部丸ごと共有です。おめでとう。

なんか後半おかしな方向に進んでしまいました。
とにかく、責任を持つ立場にある人同士でしか共有・分かち合いはありえない、と思ってるということです。不適切なマップを公開してしまって裁判沙汰になったら、一緒に告訴される覚悟ありますか、ということです。そして、責任を共有したくないなら、マップの共有はあきらめて欲しい、公開されているものが消されても文句言うな、ということです。
こんな考え方なので、「アカウント所持者が消したいなら、共有とか考えないでスパッと消させてやれよ」と思ってます。

「Googleアカウントを削除してもマイマップやカレンダーを削除できなくなる」のは規約上はOKだった

高木先生が、Googleアカウントを削除するとマイマップやカレンダーを削除できなくなる、と警告している。
自分の手を離れても、宙ぶらりんのデータだけが残り続ける。恐ろしい話だ。
んで、ブクマで

Bookmarker Bookmarker , , アカウントを削除する前に各サービスのデータを削除する必要があるのか。マップ・カレンダーは公開前提のサービスって事にしても嫌なシステムだな。;Google利用規約の11.1と13.5が関係? 2008/11/30

というコメントを見かけたので、規約に初めて目を通してみた。もうアカウント持ってるから、今さら読む、ってのも変な話ということになるんだけど。

そしたら、規約上は削除されなくてもなんの問題もない*1と読める規約だった。一度マイマップやカレンダーを作成したら、消せなくても文句は言えなそうだった。


規約に同意したが最後、表示する権利はGoogle

アカウントを作成している以上、
Google 利用規約には同意したはずである。

マイマップやカレンダーを作成・編集した時点で、規約に基づき「再生、翻案、修正、翻訳、出版、公衆実演、公衆展示、および配布するための無期限、取消不可、全世界で適用され、ロイヤルティ無料の、かつ非独占的なライセンス」がGoogleに渡っている。

11.1 ユーザーは、本サービス上や本サービスを通じて提出、掲示または表示する本コンテンツについて既に保有する著作権およびその他の権利を保持します。本コンテンツを提出、掲示または表示することにより、ユーザーが本サービス上や本サービスを通じて提出、掲示または表示する本コンテンツを、再生、翻案、修正、翻訳、出版、公衆実演、公衆展示、および配布するための無期限、取消不可、全世界で適用され、ロイヤルティ無料の、かつ非独占的なライセンスを Google に提供していただきます。このライセンスは、Google が本サービスを表示、配布およびプロモーションすることをできるようにすることを唯一の目的としており、本サービスの追加条項に定義する一部の本サービスについては撤回される場合があります。

(強調表示は私がつけたもの)

ここでいう「本サービス」は1.1で定義されていて*2、マイマップやカレンダーも当てはまる。

マイマップやカレンダーを作成・編集しているときにデータを入力してやる作業というのは、Googleのサービスを通じて行っている。
だから、作成したマイマップは「ユーザーが本サービス上や本サービスを通じて提出、掲示または表示する本コンテンツ」に含まれる。そして、「再生、翻案、修正、翻訳、出版、公衆実演、公衆展示、および配布するための無期限、取消不可、全世界で適用され、ロイヤルティ無料の、かつ非独占的なライセンス」はGoogleに渡してしまっている。
Googleは公衆展示、配布する権利を持っている。この権利で安心して世界中にマイマップをばら撒ける。

アカウント閉鎖だけでは、規約は終了しない

この規約は、Googleアカウントを閉鎖しただけでは絶賛継続中である。

13. Google との関係の終了

13.1 本規約は、ユーザーまたは Google のいずれかが以下に定める方法によりその関係を終了させるまで、適用されます。

13.2 Google との法的な契約を終了させたい場合、ユーザーは、(a)いつでも Googleに通知し、かつ(b)Google がオプションを提供している場合にはユーザーが利用するすべての本サービスのアカウントを閉鎖することにより、終了させることができます。ユーザーからの通知は、書面により、本規約の冒頭に定めるGoogle の住所に送付するものとします。

アカウントの閉鎖というのは、ここの(b)にしか当てはまらない。Googleとの関係は持続している(加えて、Google複数アカウントを持っている場合は全て閉じる必要がある)。
(a)を達成するには、お手紙を送らなければいけない。冒頭に定める住所、というのは第1条に載っている。

Google, Inc.
1600 Amphitheatre Parkway
Mountain View, CA 94043

この住所に「Googleさよなら」というお手紙を送って初めて、Googleとの関係を絶つことができる。そして規約の適用を終了させることができる。

しかし、第13.5項に定められている通り、全ての関係を絶てるわけではない。

13.5 本規約が終了した場合、ユーザーおよび Google が享受し、適用を受けた(もしくは本規約が有効であった間に時間と共に発生した)または無期限に継続すると明示されたすべての法的権利、義務および債務は、上記中止により影響を受けないものとし、かつ第20.7項の規定は、引き続き上記権利、義務および債務に無期限に適用されるものとします。

無期限に継続すると明示されてる権利もろもろは、Googleとの関係を終了させてもそのまま続く*3Googleがマイマップを世界にばら撒く根拠となっているライセンスは

再生、翻案、修正、翻訳、出版、公衆実演、公衆展示、および配布するための無期限、取消不可、全世界で適用され、ロイヤルティ無料の、かつ非独占的なライセンス

である。無期限であると明示されている。

したがって、書面でお別れを伝え、全アカウントを閉じ、規約を終了してGoogleとの関係を終了させても、ライセンスは継続する。
Googleはこの継続しているライセンスに基づき、マイマップやカレンダーを表示することができる。

アカウント閉鎖は最悪の行為

そういえば、高木先生はアカウント閉鎖しか行っていないようだ。
この場合、Googleとの関係が続いているのだから、自分でマイマップやカレンダーにアクセスして真っ白に上書きする権利くらい残っているのではないか?
ところが、アカウントの閉鎖に伴い、この権利を失っていた。

4.4 ユーザーは、Googleがユーザーに対してアカウントへのアクセスを無効にした場合、本サービス、ご自身のアカウントの詳細、またはご自身のアカウントに含まれる如何なるファイルもしくはその他のコンテンツへのアクセスができないことがあることを了承し、これに同意するものとします。

自らの意思でアカウントを閉じたということは、Googleにお願いしてアカウントへのアクセスを無効にしてもらったということだ。アクセスできないことがあってもいい、と同意しているので、真っ白に上書きするためのアクセスができなくても文句は言えない。

結局、自主的にアカウントを閉じるという行為は、そのアカウントで作ったデータに自由にアクセスできないことがあってもいい、というだけの話である。また、Googleはアクセスできなくする義務を負っていない。
アクセスできない「ことがある」から、編集や削除目的でのアクセスができない。表示目的では不特定多数(アカウントを閉じた本人を含む)がたまたまアクセスできる。それだけである。

アカウント閉鎖するだけ、という行為は、Googleとの関係は継続しつつ、アカウントに自由にアクセスできなくしただけ、という最悪の行為である。

Googleとの関係を終了させる場合の要件を満たしたいとき以外、自主的なアカウント閉鎖には利点はない。

じゃあどうしたらよいのか

規約読んだけどさっぱり対策がわからない。カリフォルニア州法に基づくとか言ってるし。ユーザに一方的に不利な内容だと思うが、もしかしたらあっちの国にはユーザ保護法なんてのがあるのかも知れない。だけど俺は素人だ。わからない。

終わりに

「俺はこう読む」ってヤツだから、正しさは保証しない。法律とか規約とかさっぱりわからない素人がこんな風に読みました、ただそれだけ。むしろ間違っててくれないと、Google中毒であるところの俺が困る。

リンク

Google 利用規約

*1:人の道としてどうかは別として

*2:1.1 ユーザーがGoogle のプロダクト、サービス、ソフトウェアおよびウェブサイト(別個の書面による合意に基づきGoogle がユーザーに提供するサービスを除きます。以下、本文書で総称して「本サービス」といいます。)をご利用になる場合、Google とユーザー間での法的な契約の条件が適用されます。

*3:第20.7項はカリフォルニア州法に準拠する、というはなし