Google Sites で本名バレしないためのメモ

無料で簡単にウェブページを作成、共有できるというGoogle SitesGoogle Maniaさんによれば、日本語対応したようです

さて、Google Sites で作ったページでは本名が公開される、というブログ記事をみつけました。

これは2008年9月の段階であり、英語版であったと思うので、改めて確認してみました。結果からいえば、今も変わっていませんでした。

ということで、もしかしたら常識なのかもしれませんが、本名晒し関連のメモをおいておきます。

アカウントの設定によっては本名が晒されます

作成したページはデフォルトでは公開に設定されます。そして、デフォルト設定で作成したページには、ページの更新履歴が表示されるようになっています。
この部分には、作成・編集した人の名前が公開されます*1。この名前部分、本名が公開されることがあるので注意が必要です。
https://www.google.com/accounts/ から「個人情報」という項目の「編集」をクリックすると、 https://www.google.com/accounts/EditUserInfo に飛びます。ここで設定した「姓」「名」が名前として使われるようです。これが本名であった場合、全世界に本名が公開される、ということです(公開ページの場合)。
なお、姓名を設定しなかった場合(gmailを利用していないなどで、姓名の設定が必須で無い場合がある)、登録したメールアカウント(@マーク以前)が使用されるようです。

更新履歴欄の晒され方

▼ページ作成例(アカウントは検証のため新に作成したもの。アカウントの設定:メールアドレスはninjya @ onsen.hot.jp。姓名設定せず。)

▼作られたページ

▼上の一部拡大。メールアドレスの前半が表示されている

コメントの晒され方

作成したページに編集者がコメントをつける機能があるのですが、コメントをつけた場合も名前が表示されます。ただし、メールアカウントは全て表示されるようです。
▼先ほど作ったページにコメントしてみた。メールアドレスフル表示。

ニックネーム

アカウントにはニックネームを設定することが出来ますが、 Google Sites では無視されるようです。

アカウント設定の変更はどう反映されるか

コメントに関しては、過去に遡って変更が反映されるようですが、ページの更新履歴に関しては過去に遡らないようです。以下実験結果。
▼さっきのアカウントの姓名を変更した(性別、になってるのはご愛嬌)

▼その後、コメントを追記した。過去のコメントの名前(フルのメールアドレス)も変更された。

▼そのときの更新履歴。最新コメントの名前は変更後のものだが、以前のものは変更されず。

▼なお、更新履歴をすべて表示するとこうなる

▼拡大

何件保存されるかわからないが、トップページに表示されるものより件数は多いようだ。

対策(アカウント設定)

アカウントの姓名欄にはバレてもよい名前を設定する。メールアドレスが公開されるのがイヤなら空欄不可。
偽名を使うのが嫌な人は、コメントを利用しない。このときの更新履歴対策については次項。

対策(更新履歴)

更新履歴を表示しないデザインにする。
▼編集画面から、サイトの設定 > デザインの変更 を選択

▼サイドバーから最近の更新履歴を削除

▼削除されたのを確認したら保存

▼確かに消えた

▼更新履歴を非表示とすれば、更新履歴全表示のURLにアクセスしても拒否される模様

Google さんへ

ニックネームを設定したら、ニックネームを優先して表示するようにしてください。

追記

なお、試しに作成したサイトはすぐに削除しています。

*1:ログイン状態によらず